30年以上生きてきて、最近とみに思うのは、人生で幸福を掴むための最もシンプルで確実な方法は「継続して、改善し続ける」ことであるということです。
何をいきなり、と思うかもしれませんが、昔別の記事で与沢翼さんのツイートを紹介しましたが、未だにこれが深く刺さっています。
僕のような凡人は、他の人と違う斬新なバリューを生み出せるとは思ってませんし、そこに挑戦しようとも思っていません。
ただ、誰かが諦めてしまう以上には継続し、平均的なラインのその先へいくことは、誰であっても可能だと思うし、このツイートの考え方を知っているかどうかで、振る舞いは違ってくるように思います。
ちなみに僕の場合は、その実例が筋トレでした。周りの人がパーソナルトレーニングでブーストして身体を鍛えている間、1回300円の市の体育館でトレーニングをし、筋トレの習慣化ができました。
そして周りの人が途中で脱落し、肉体改造に失敗する中、僕だけがハイコスパで健康的な身体を作りあげることができました。
今ではエニタイムフィットネスに通って設備を改善しましたが、しっかり毎週トレーニングを続けることができています。筋トレの世界は奥深く、まだまだ改善が必要なのですが、何かを続けて結果を手に入れることができたのは誇りに思っています。
既存の真似から本物を超えるという手段
最近、知り合いに勧められて以下の本を読みました。
tiktokは日本国内だとMAUが950万人を突破したそうですが、まだまだ印象としては薄い。ただ、本場中国とはアプリの内容がだいぶ異なるようで、日本でリリースしているアプリも今後どんどんアップデートされていくようです。
中国は人口の規模が日本とは桁が違うため、再生回数も凄まじいのですが、同時にショートムービー領域もレッドオーシャンで、ユーザーの目も肥えており、成功するのは相当難しい分野です。
そんなtiktokが成功できたのは、他の動画プラットフォームを徹底して研究・真似し、プラットフォームが持つ課題を解決した機能を実装した上でブラッシュアップを重ねていく方法だったからだとのこと。
例えばYoutubeの課題の一つは、新規のYoutuberがなかなか認知されづらく、どうしても人気のYoutuberの動画ばかりに再生が集中してしまいます。新参者に対するフォローがYoutubeにはなく、そのために新しく投稿したクリエイターもモチベーションをなくしてしまいがちになってしまいます。
tiktokはそんな仕様を改善し、新規で投稿したユーザーの動画がしっかりと見てもらえるようなアルゴリズムにしているそうです。こうすることで、新しいクリエイターでも動画の中身をしっかり評価してくれる仕組みができあがっており、中身が面白ければ人気が出やすくなっているのだそう。
結局真似かよ、と思われる方もいるかもしれませんが、仕事やプライベートにおいても真似るというのは非常に重要なテクニックだと思います。守破離という言葉があるように、最初は誰しも手本となる人を真似し、基礎を習得した上で、自分の型を身に着けていくものです。
そのため、僕はまずこれは人生において有用だと思ったものを「実行する」、それがしっくりくるようであれば「継続する」、さらにそれを昇華させるために他の人のやり方を取り入れつつ「改善する」ということを続けていくことが、勝利の方程式だと思っています。
当たり前のことほど難しい
おそらく、上記の内容は当たり前だよ、と思われてしまうかもしれません。何故なら、どこかで聞き覚えのあるフレーズが並んでいるだけだからです。
でも、頭でわかっていることと実際に実行することは全く別です。
身近な話だと、毎年の健康診断でメタボの兆しがあり、医者から運動を勧められたとき、本当に実行する人は少ないと思います。警告を受けた後は一時的にアクションを取るかもしれませんが、継続して数値改善まで到達した人は、僕の周りではほぼ見かけません。
それほど、人間が変わるのは難しいのです。何かアドバイスを受けて実行する、継続して習慣化し、さらに改善を行っていくのはマジで至難の業だと思っており、相応の覚悟が必要なレベルだと思います。
まとめ
イチローも以下のように言っています。
小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。
マジでこれに尽きると思っていて、何かを成し遂げようと思ったら、毎日コツコツと改善を積み重ねるしかないのです。
凡人は特にそうです。世の中批判家が多く、何をするにもわかりきったような顔で叩いてくる人というのはいます。でも、そんな人は気にせず、自分のなすべきことを行っていけば、いずれ道は拓けるのだと信じています。
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