OculusQuest2は、フェイスカバーの接触によって皮膚炎を発症したユーザーがいる、ということでリコール対象となっています。
実際に発症しているユーザーは全体の利用者数のうちごく少数ということらしいのですが、たしかに動きを伴うフィットネスアプリで遊ぶ場合、スポンジ製のフェイスカバーだと長期利用によって衛生面が心配なのは、使い始めてから感じていました。
で、現在はOculus側も製造プロセスを見直して改善しているらしいのですが、懸念しているユーザーに対して、申込者全員に交換用のフェイスカバーを無償提供しています。
僕も2週間ほど前に申請して、早速届きましたので使ってみた感想を書きたいと思います。
結論から言うと、今のうちのゲットしておいた方がお得です。
申請方法について
申請については、Oculusの公式問い合わせ窓口から行います。
消費者庁のサイトから連絡先へのリンクがありますので、そこから行くのがいいでしょう。
Facebook Technologies LLC「ヘッドセット用接顔パーツ:Oculus Quest 2」 – 交換
リクエストを送信すると、メールで連絡がきます。内容はこんな感じ。
「Quest 2 ヘッドセットの接顔パーツについてOculusサポートチームにお問い合わせいただきましてありがとうございます。
1~3営業日以内に、ご提供いただいたメールアドレス(xxx@xxx)に、無料での交換用の接顔パーツの発送を依頼する方法について、詳細を記載したご説明をお送りいたします。」
すると後日、交換用パーツの購入方法を案内するメールが届きますので、そちらの指示にしたがってパーツを購入します。
3月6日に購入し、到着予定は3月末でしたが実際は2週間ほどで到着しました。
フェイスカバー(VRCOVER)が届いた
実際に届くのはこちらの商品です。購入しようとすると約3,000円かかるのでこれが無料でもらえるのはかなりお得。既に購入してしまった人は残念・・・。
OculusQuest2リコールの件、フェイスカバーを申請したのだけど、もともと3,000円くらいするやつなのね。これは貰った方が確実にお得ですね。 pic.twitter.com/xjSLfgBtjw
— セキ@nochis (@nochis2016) March 6, 2021
QUEST 2向けVR COVER接顔部とフォーム成型交換品
中身はこんな感じ。2種類のカバーと本体につけるフレーム、ノーズガードです。説明書はついていますが、すべて英語です。
既存のカバーと違い、レザーパッドなのでスポンジのように汗が染み込むことがなく、手入れが簡単とのこと。
カバーは2種類あり、高さや硬さも若干違うようです。自分に合ったカバーを選ぶことができる模様。
フレームにつけてみました。フレームへはカバーをマジックテープで接着する仕様なのですが、位置合わせがやややりづらい。粘着力は強力です。やっぱりレザーだと、スポンジよりもリッチ感が出ますね。
地味に良いのがノーズガードの部分で、これがあることで一定鼻の隙間から光が入り込むのを防いでくれます。
鼻が低いとどうしてもプレイ中に下の方が気になってしまうので、ノーズガードがあるのはかなり嬉しいですね。
実際に本体へ装着してみました。装着自体は既存のフレームと同じで、特に難なくつけることができました。
実際にプレイしてみた
実際につけてBeatSaberやAudioTripをやってみました。
付け心地はレザーなだけあって快適です。汗を吸収しないので、終わった後のメンテナンスも問題なさそうですね。ただ、以前と比べると熱気が籠りやすいので、ちょっとグラスが曇りやすくなったかも・・・?という気になる点はありますが。
うん、自分はエリートストラップをつけているのですが、さらにワンランクガジェットの格が上がった感じで、所有している満足感は上がりましたねw
まとめ
今なら無料でカバーがもらえるので、特に利用に支障がない人でも貰っておくことを強く推奨します。
タダでアップグレードできるようなものですからね。OculusQuest2は性能の割りに価格が安いのですが、安い理由には外観などの一部パーツのコストダウンがあると言われてきました。
それがこうしてパーツで補強できていければ、さらに優秀なガジェットになりますので、こうした機会は活かしていきたいものですね。
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