習慣化、習慣づけの定着に成功するコツとは

読書

前から思っていたこととして、習慣化のノウハウを身につけられると強い、ということが挙げられます。

英語を覚えたいなら英語を学ぶ習慣を、プログラミングを学びたいならプログラミングを学ぶ習慣を。そしてダイエットなら運動する習慣、食事を気をつける習慣を。

人生、即座に手に入るものの価値はたかがしれており、本当に身につけたいスキル、健康というのは一朝一夕に成るものではありません。なればこそ、長く続ける習慣化が重要ということはすぐにわかります。

かくいう僕も、筋トレする習慣、ブログを書く習慣などは身についたかな、と思うものの、それ以外に本当は身につけたいこと、例えばプログラミングとか英語は何度挑戦して挫折したかわかりません。途中で飽きる、やらなくなるんですよね

では、習慣化するにはどうすればいいのか。改めて習慣について学ぶことにしました。

習慣とアイデンティティは密接に関係している

ということで今回読んだ本はこちらです。

「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」という本なのですが、確か勝間和代さんの動画を見ている時にコメントで紹介されていたため、気になって購入しました。

この本は習慣の専門家である著者が、自身の経験から小さな習慣がやがて大きな成果を生むことに気づき、習慣についてノウハウをまとめた内容になっています。

本書を読んでいて特に感銘を受けた点はいくつかありますが、まずは自身のアイデンティティとは習慣によって形成されているということ。

悪い習慣も良い習慣も、思考パターンも習慣からきている。

趣味嗜好、物事に対する反応も習慣です。そして逆に言えば、どのような人になりたいかを分解し、それを習慣に組み込むことができれば、自分が理想とする人物に近づけるということだ。

習慣を活用してアイデンティティを調整する、という話と習慣化するためのノウハウを知る、というのは文脈としては別なのですが、初めて知る概念としては面白いなと思いました。

習慣・コスト・報酬

次に面白いなと思ったのは、良い習慣と悪い習慣にかかるコストと報酬のタイミングが異なるということです。

良い習慣は現在にコスト(負荷、大体不快なこと)がかかり、未来に報酬が発生する。

逆に悪い習慣は現在に報酬が発生し、未来にコストがかかる。

例えばジャンクフードを食べることは、食べた瞬間に喜びを感じるが、将来生活習慣病にかかるリスクを追う。

受験勉強は現在苦しく、不快な思いをするかもしれないが、未来に入りたい学校に入れる可能性を高めてくれる。

良い習慣と悪い習慣のコストと報酬の関係を言語化することで、少し現在の行動に対する理解が深まると感じました。

良い習慣を続け、悪い習慣を断つには

具体的な内容については実際に書籍を読んでほしいのですが、悪い習慣を断つことで時間や資産を作り、良い習慣を続けることでより健康で理想に近い生活を送ることができます。

それを行うには、悪い習慣をする手間を増やしたり、不快に感じるようにしたり、環境を買えたり・

良い習慣を魅力的にしたり、易しくしたり、自分にあう方法を見つけたり、などが紹介されています。

どれも結構合理的、というか納得できる話が多いので、なかなかためになります。あまり書くとネタバレになるのですが、習慣というのは結果にフォーカスするよりも、習慣の仕組みを設計した上で、結果を達成するためのプロセスにフォーカスする方が効率的です。

改めて、物事の達成を言語化できて、参考になる一冊でした。

まとめ

以上、前からずっと気になっていた習慣に関する話でした。

習慣化できるのは大きな武器ですよね。そしてよく言われることですが、習慣とはやる気や情熱というよりも仕組みの問題です。

淡々と達成できるよう調整して、自分の複利でアップデートしていけるようにしたいですね。

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