僕のブログの中で人気の記事の一つが、100均のスタイラスに関する比較記事です。
これがずいぶん長いことアクセス数を稼いでくれています。
が、最近僕はiPadをゴリゴリと使うようになったこともあり、普通にApplePencilを使うようになってしまいました。
あれだけ!あれだけ100均の記事を書いていたのに。しかし、ゴリゴリと使うのであればどうしても100均のスタイラスペンだと機能面での制約が厳しく、ApplePencilに泣く泣く移行いたしました。
しかし、今はサードパーティ製のスタイラスペンも出ており、僕もものは試しと一本買ってみましたので、今回はサードパーティ製のスタイラスペンとApplePencilとの使い心地を比較してみたいと思います。
スタイラスペンにおける僕の用途
まず前提として、僕はスタイラスペンを使ってiPadで絵を書いたりなどはしません。絵心がないためです。
僕の用途としてはポインタだったり、メモだったり、スクラブルで文字を書いて検索に使ったりなどと、比較的ライトな使い方だと思います。
そもそも、もしiPadで絵を描こうとしている人であれば、ApplePencil一択ではないかと思います。なぜなら、サードパーティ製のペンは筆圧感知がないため。
表現豊かな絵を描きたい人であれば、サードパーティ製のペンは選択肢に入らないと思うため、そういった前提で読んでもらえればと思います。
JAMJAKEのスタイラスペン
今回購入したのはJAMJAKEというブランドのスタイラスペンです。Amazonでは、KINGONEというブランドのサードパーティ製のペンが人気ですが、このJAMJAKEも同じくらい人気のあるペンなんじゃないでしょうか。
レビュー数は9,000近く。非常に好評のようです。価格は毎回だいたい3,000円を下回る金額で買えます。ApplePencilの1/5以下の価格。全然違いますね。
中華製ということもあり、レビューの信憑性という話もありますが、Youtubeのレビューなど見る限り好評なのは変わらないようなので、こちらを購入しました。
開封したとき画像がないので、テキストでの説明になってしまうのですが、ApplePencilの外箱のような非常にシンプルな箱にペンが入っていました。
Amazonのページにも書かれていますが、充電用ケーブルと交換用のペン先も同梱されています。お値段は2800円くらいということを考えると、非常にリーズナブル。
外観はこんな感じ。正直持ったときの質感とかはあまりApplePencilと変わらない。あえて似せているのだろうけど。外観は非常に本家に似ている感じ。
上のコネクタの部分から充電することができ、1時間のフル充電で10時間の使用が可能。
頭の部分をタップすると、ライトがついてオンとオフを切り替えることができます。
長さ、太さともにApplePencilとほぼ変わりません。JAMJAKEの方が若干ツルツルしており、ApplePencilはややマットといった印象。
JAMJAKEの特徴
JAMJAKEのペンの特徴を見ていくと、こんな感じです。
- iPadへの吸着が可能
- パームリジェクションに対応
- Bluetoothの接続不要
- 5分間放置で自動で電源オフ
iPadへの吸着が可能、というのはかなり便利です。
本家もそうですが、収納場所や紛失するリスクを減らせて、これがあるのとないのとではかなり違います。
吸着力はなかなかのもので、これはApplePencilにも劣らない磁石の強さです。iPadにつけたまま、ペンを引っ張るとずるずるとひきずれる程度には強力なので、使っている途中でぽろっと落ちることはないかと思います。
ただ、ApplePencilとの大きな違いは吸着しての充電はできません。これは注意するようにしましょう。
パームリジェクションも重要な機能です。
これは何かというと、ペンで書いているときに手のひらがiPadに当たった際、iPadが検知して線とかポイントしたように作動してしまうのですが、パームリジェクション機能に対応していれば、そうした誤動作を防ぐことができます。
地味な機能ですが、iPadでペンを使う際は必須の機能といってもよく、これが3,000円以下で使えるのはかなり大きいです。
字が汚いのは勘弁して欲しい。
あとは、このペンはBluetoothを接続せずに使用することができます。ApplePencilから切り替える場合は、一度iPadとApplePencilとの接続を切る必要はありますが、もともとApplePencilを繋いでいない場合は、ペンの電源をオンにすれば気軽に使うことができます。
また、自動オフについては便利でもあり、逆に邪魔な機能でもあります。というのも、読書しているとしばらく操作していなかったせいで、電源がオフになってしまい一度電源をオンにするという作業が発生するため、こうした点はちょっとしたストレスになります。
ちなみに、僕が今回JAMJAKEを買った理由は自動オフが5分だったからです。これがKINGONEだと、1分なのでまともに使えんな・・・と思い、こちらにしました。
JAMJAKEとApplePencil、どちらが使いやすいの?
書き心地はJAMJAKEの方が・・・
気になる使い心地についてですが、書き心地、という点については正直JAMJAKEの方がいいと思いました。
・・・え?
そう、JAMJAKEの方が書き心地はよいです。
これは正直僕もええっ?と思ったのですが、JAMJAKEの方が書いたときにの遅延が少なく、ペンとして違和感なく使えました。これは僕がiPadAir4を使っているせいなのかわかりませんが、信じられないことに、サードパーティ製の方が快適に使えたのです。
これは逆にショックで、Appleさん頑張ってくれよと思いましたが、ApplePencilも第二世代とはいえ、発売されてから結構経っているので、技術的に遅れているんですかね。
それでもApplePencilが選ばれる理由
ただ、書き心地がJAMJAKEの方が優れていたとしても、結論僕はApplePencilを使い続けています。
ApplePencilを使い続ける理由としては以下。
- 充電が実質不要
- 自動オフがない
この2点によってのみ、僕はApplePencilを採用しています。
小さいようで、これは大きい。JAMJAKEはどうしてもペンとして充電しなくてはいけないという工程が発生します。
でも、ApplePencilは常にiPadにひっついているため、充電は実質不要です。
また、使いたいときにいつでも使えるという点がグッド。
結局、ApplePencilはデジタルデバイスでありながら、デジタル故のストレスを感じることなく使える点が優秀なのだと思います。
本当に鉛筆とかと同じ感覚で使えるので、いちいち充電がーとか、電源がー、とか気にする必要はありません。そうした意味でのストレスフリーな体験が、ApplePencilを使う理由になっています。
しかし、価格差を考えればJAMJAKEで十分である、という考え方ももちろんできます。
少なくとも、書くことについてはJAMJAKEの方が快適に使えますし、ペンとしては筆圧感知ができず、絵を描く点で支障が出る以外は使えますからね。
例えばお子さんが使う場合などの選択肢としては全くもって問題なく、選択肢の一つとして十分検討できるな、と思いました。
まとめ
以上、格安スタイラスペンであるJAMJAKEを試してみたレビューでした。
こうなるともはや100均のペンを買う理由もなくなるな・・・。ApplePencilか、こうした格安スタイラスペンかの2択なんじゃないですかね。
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