久々にワイヤレスイヤホンの話題。
僕は普段、SonyのWF-1000XM4を使用しています。一時期、バッテリーの不具合などで交換などしてもらいましたが、総合的にはAirpodsよりも満足度の高い製品であり、ワイヤレスイヤホンの一つの完成形なのではないかと考えているくらい、気に入っています。
新型も2023年に出ましたが、評判としてはWF-1000XM4と比較すると微妙なので、むしろ型落ちで安く買えるWF-1000XM4の買い時であるとすら言える。
ただ先週、たまたま家にWF-1000XM4を忘れてきてしまったんですよね。僕は平日は2拠点生活で別の場所にいますので、一度忘れてしまうと、取りに行くことができないのです。仕事でもリモート会議等で使っているので支障が出てしまう。ということで、臨時のワイヤレスイヤホンとして、巷で話題になっている、earfunのearfun air pro 3を購入してみました。
earfunは中国の会社であり、非常にコスパのよいイヤホンや、スピーカーを作っているようです。
中でも、今回購入したAir pro3は同社の製品におけるハイエンドモデルに位置付けられているのですが、お値段はなんとAmazonで6,990円。(クーポンなどで安くなりました)
ワイヤレスイヤホンといえば、先日SonyがWF-1000XM5を発売しましたが、お値段41,800円。段々と値段が上がっているワイヤレスイヤホン業界の中で、7,000円を切る製品がハイエンドとは。
Youtubeなどを見ていると、このearfun air pro 3、チャンネルによっては今年のコスパNo.1イヤホンと絶賛されているので、どんなものかと期待して買ってしまいました。
1万円以下でフル機能を実装
earfun air pro 3は1万円以下でありながら、ハイエンドに実装されている機能がほぼ盛り込まれています。
- 対応コーデックにaptX Adaptiveを含む
- Bluetooth5.3をサポート
- ノイキャン搭載
- マルチポイント対応
- イヤホン単体で連続再生時間は最大7時間
- ワイヤレス充電対応
- 専用アプリで調整可能
比較用にSonyのWF-1000XM4のケースも載せておきます。ケースを開けた真ん中のボタンでペアリングが可能です。
僕は主にiPhoneに接続して使っていますが、耳につけるとすぐにペアリングが完了して使えるようになります。接続の安定性などは問題ありません。バッテリーの持ちも日常使用であれば、問題ないでしょう。
一週間ほど毎日使用しましたが、正直に言おう。たしかに想像以上に快適に使えました。
1万円以内で使えるワイヤレスイヤホンとしては、本当にコスパは良いと思います。というか、特に不満がないです。
強いていうなら、イヤーピースがペラペラすぎて、耳から抜いたときに裏返ることくらい。それ以外で困るシーンがマジでありませんでした。
ちなみに現在、イヤーピースはComplyの低反発のピースに変えて使っていますので、快適に使えています。
専用アプリも用意されていて、イコライザなど調整や、イヤホンをタップしたときの機能割り当てを行うことも可能です。
個人的には、ログインしなくても使えるのはありがたいですね。
ノイキャンは、さすがに他社のハイエンドモデルと比べると、ないよりはマシ、程度ではあります。オンにしていると、キーボードのタイプ音が消えている感じはします。価格を考えれば十分だと思いますし、まあこんなもんかなという感じです。
音質面については、おそらく大多数の人にとってはこれで十分だと思います。やや低音が強め。2万円以上のハイエンドモデル、例えば僕が使用しているWF-1000XM4と比較すると、さすがに曲が盛り上がるサビ部分の解像度、曲全体の音のまとまり、といったところで差を感じます。
ただ、それはハイエンドを使っているからわかることであり、最初からearfun air pro 3を使っていれば、特段気になるレベルではなく、音質も悪くはない。人によっては音質いいね!という感想になるかもしれません。
WF-1000XM4が価格差である、earfun air pro 3の3倍の価値があるかと問われると結構難しいところですね。
それくらい完成度が高いワイヤレスイヤホンであると感じます。
同価格帯である名作との比較
7,000円から8,000円の価格帯、というと僕の持っているイヤホンの中ではAnkerのLife P3が該当します。
見た目や機能、価格帯までそっくりな機種です。Anker Life P3も発売された当初、えらく評判がよく、実際その性能には驚きました。うちの奥さんにプレゼントして、もう2年くらい使ってます。
どれだけ評判がよかったかは、Amazonのレビュー数と点数を見れば明らかでしょう。
もう2年前の機種になりますが、値崩れもせず、今でも全く問題なく使えます。
というか、ワイヤレスイヤホンもある程度機能の頭打ちに来ているような気もしますね。
今回この記事を書くにあたり、earfun air pro 3、WF-1000XM4、Anker Life P3を聞き比べてみましたが、WF-1000XM4の音質が良いのはいわずもがな。
earfun air pro 3とAnker Life P3は正直判定が難しかったです。ただ!最終的には、Anker Life P3の方が音質は良いと感じました。
ほんの僅かな差ですが、音の解像度はAnker Life P3が上かなと。
なので、買うときの値段によってはAnker Life P3も選択肢として入れていいかもしれません。まあしかし、僕はiPhoneで使用していますので、aptX Adaptiveなど、高音質なコーデック対応の機種を持っている場合はearfun air pro 3の方に軍配が上がるかもですね。
まとめ
以上、久々にワイヤレスイヤホンを購入したのでレビューしてみました。
日常使いで考えれば、ほとんど完成されている1万円以下の機種でよいのではないか、と改めて思いました。
各メーカーは音質など機能を僅かでもよくするため、努力を重ね値段も上がりつつありますが、大半の人にとってはearfun air pro 3を買っておけば十分満足できる仕上がりになっていると思います。
追記:Sonyのwf-1000XM4が壊れたので、現在はearfun air pro 3をメインで使っています。動作は相変わらず安定していますし、特段不満なく使えているのですごいと思います。
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