こんにちは、ROG ALLYをおもちゃとして毎日使っているセキです。
さて、以前ブラックフライデーで購入し、いつか試してみようと思っていたiPadの機能があります。
それは何かというと、iPadOS17より実装された、サブモニター化の機能です。
UVC(USB Video Class)をサポートするようになったことで、キャプチャーボードをかましてHDMIケーブルをつなぐことで映像を出力できるようになるというもの。
俺の持っているiPadがいつでもどこでもサブモニターとして使える!という、人によってはワクワクする機能ではないでしょうか。
今回はROG ALLYとiPad Proをつなぐという、意味があるようなないような検証をしてみたいと思います。
ROG ALLYとiPad Proを繋いでみる
僕が持っているのはM1チップを搭載したiPad Pro11インチです。2021年モデルですね。
こいつにキャプチャボードを接続して、HDMIケーブルを接続するわけです。
僕が以前購入していたのは、UGREENのキャプチャボードです。
ちなみに、その際にiPad側にも出力するためのアプリが必要となります。
今回は無料で使える「CamX」というアプリを使いました。
さて、ドック経由でHDMIケーブルを接続したところ、サクッと接続することに成功。接続は超簡単です。
この状態で、一通り触ってみましたが、そこまで遅延が気になる感じはしないものの、なんだか動きがもっさりしている感じがします。
フレームレートが落ちているようですね。使用するのに支障はないものの、ちょっと気にはなります。
さて、外出時を想定して、ドックを使わずに接続をしてみます。
ROG ALLYは接続する端子がUSB-C1つしかないので、接続する際はキャプチャボードに加えてハブも使っていきます。
ずっと使っているNIMASOのハブですね。
こいつらを接続し、原神を起動してみます。
ちょっと配線がゴチャついてますが、無事にプレイできています。
ROG ALLYが7インチ、iPad Proが11インチなので視認性はだいぶ上がります。
操作感としては思ったよりも良い。
他の記事で遅延が、、とあったので心配していましたが、たしかに遅延は僅かにはあるものの、一人でプレイする原神のようなゲームであれば、許容範囲内です。うん、思ったよりも良いので、これはこれで外出先のプレイとしてはアリな気がします。
気になるフレームレートの落ちと画面の色合い
と思っていたのですが、プレイしていくうちにやや気になることが。
それは、フレームレートが明らかに60FPS出てないんですよね。
30FPSって感じです。あれ、こんなにモッサリしていたっけという印象。試しにケーブルを抜いてROG ALLY単体でプレイしてみたところ、そのヌルヌル具合に驚きました。
全く違うし、発色の具合も全然違う。これなら、ROG ALLY単体でプレイした方が快適です。もちろん遅延もないし。
これはキャプチャボードの問題か、ソフトの問題か、OSの問題かはわからないのですが、iPadに出力する段階でフレームレートが落ちてしまうようです。
念の為、ニンテンドースイッチでも接続してみました。
ニンテンドースイッチの場合、ドックを経由しないと上手く出力できなかったので、キャプチャボードとドックをHDMIケーブルで接続して出力しています。
この場合も、やはり問題なくプレイはできるのですが、フレームレートが落ちているようでした。ニンテンドースイッチ実機でプレイすると、もっとヌルヌル動きます。
なので結論としては、現状他に選択肢がない場合は使うこともできるが、フレームレートが落ちてややモッサリしたプレイ感になってしまう感じです。
やはり、外出した際のホテルで使う、などの一時的な利用であれば選択肢としてはアリかもしれませんが、恒常的に使うには、他の選択肢に軍配が上がりそうです。
もしかしたら、より高価なキャプチャボードであれば違ってくるのかもしれませんが、現状そこまでして用意する必要性もないな、という感じです。
まとめ
以上、iPadはゲーミングモニターとして使えるのか、という検証でした。
まだ不完全な感じはしますが、ポテンシャルは感じるので、もっと洗練されてくると良いですね。
キャプチャボードさえあれば、無料のアプリでサクッと試すことができるので、ぜひ持っている方は一度試してみてください。
コメント