こんにちは、効率的にコンテンツをアウトプットする方法を探しているセキです。
文章を書くことが多い方にとって、いかにスピーディーかつ楽に文章を仕上げるかはとても重要なテーマだと思います。特にブログ記事やSNS投稿、レポート作成など、アイデアを文章にまとめる機会が増えれば増えるほど、タイピング疲れやアイデアの“出遅れ感”に悩まされることもあるのではないでしょうか。
そこで、ぜひ知っておいてほしいのがMacの音声入力機能です。スマートフォンの音声入力を使ったことがある人は多いと思いますが、実はMacでも標準で使えるうえに、思った以上に高い精度で認識してくれます。今回は、音声入力を使うメリットと、具体的にどうやってMacで音声入力を始めればよいのか、さらにショートカットを活用した便利な使い方についてご紹介します。
音声入力は何が便利なのか?
・入力が早い
まず最大の利点として、やはり“入力スピード”が挙げられます。どんなにタイピングが速い人でも、頭に浮かんだアイデアをすべて指で追いかけるのは難しいですよね。でも、音声入力であれば口に出すだけでそのままテキスト化されます。「ちょっとした思いつきをすぐ文章として残したい」「打ち間違いが多くて修正に時間がかかる」という方にとっては、強力な時短ツールになり得ます。
・入力が楽
キーボードを長時間使うと、どうしても肩こりや腱鞘炎が気になってきます。特にブロガーやライター、プログラマーなど、一日に何時間も文字を打ち続ける職種の方には大きな負担です。音声入力なら、マイクに向かって話すだけで文字がポンポンと変換されるため、手や肩の負担を大幅に減らすことができます。また、机から少し離れても発話が届く範囲なら入力が可能なので、ちょっとリラックスした姿勢で作業ができるのも魅力です。
・精度が高い
「音声入力は誤変換が多そう」「ちゃんと認識してくれるのか不安」と思われるかもしれません。しかし近年の音声認識技術は目覚ましい進化を遂げており、Macの標準機能でもかなり高い精度で日本語を認識してくれます。もちろん、専門用語や人名、固有名詞などでは誤変換が起こる場合もありますが、それでも従来に比べると驚くほど自然に文章が入力されるはずです。発話の仕方を工夫し、なるべくハッキリとした滑舌を意識すれば、かなりスムーズに文章作成が進むでしょう。
Macで音声入力をする方法
ここからは、実際にMac上で音声入力を使うための手順をご紹介します。初期設定はとてもシンプルなので、これまで触れたことがない方もぜひ試してみてください。
- システム設定を開く
まずは画面左上のリンゴマーク(Appleメニュー)をクリックし、「システム設定」を選択します。 - キーボード設定へ
システム設定の画面が開いたら、一覧の中から「キーボード」をクリックしましょう。ここではキーボードレイアウトやキーボードショートカットの他にも、音声入力に関わる設定がまとめられています。
- 音声入力を有効にする
「キーボード」設定の項目の中に「音声入力」という欄があるはずです。これをオンに切り替えるだけで、Macの音声入力機能が利用できるようになります。 - マイクの入力元を選ぶ
音声入力を有効にすると、マイクの入力元を選べるようになります。内蔵マイクを使うなら「内蔵マイク」を選択するだけでOKですが、もし外部のUSBマイクやヘッドセットを使う予定があれば、そのデバイスを選びましょう。よりクリアな音声を入力できるほど、誤変換が減り快適に作業できます。 - 言語設定
音声入力の言語を日本語に設定しておきます。追加で英語や他の言語を設定することも可能なので、バイリンガルや多言語に対応したい場合も安心です。 - テスト入力
設定が完了したら、テキストエディットやメモアプリを開いて実際に音声入力を試してみましょう。マイクアイコンが表示されて話しかけると、ほぼリアルタイムで文字が表示されるはずです。誤変換が多いときは、もう少しゆっくり、はっきり話すようにすると精度が上がります。
ショートカットで簡単に呼び出そう
音声入力をより効率的に使うためには、ショートカットの活用が欠かせません。毎回メニューを開いたり設定画面に行ったりする手間を省けば、作業スピードがぐんとアップします。

- ショートカットキーの設定
「システム設定」の「キーボード」から「ショートカット」を選び、「音声入力」をオンにする際のキーを好みに合わせて変更できます。デフォルトでは“fnキー2回押し”が割り当てられている場合が多いですが、自分の使いやすいキーやコンビネーションに設定してみましょう。ちなみにControlを2回押下で起動できるようにしています。 - ワンタッチで切り替え
ショートカットキーを押すだけで、すぐに音声入力がスタートするのは非常に便利です。執筆作業中に思いついたことをすぐに記録したいときや、対話をしながらメモを取るときなど、ワンタッチで切り替えられるのは生産性を大きく向上させます。 - 注意点
音声入力中は周囲の音も拾うため、できるだけ静かな環境のほうが誤変換が少なくスムーズです。また、会議の議事録などをリアルタイムで取る場合は、話し手の声が重なると誤認識を起こしがちなので注意しましょう。
まとめ
音声入力は精度が高くなって本当に使いやすくなりました。文章作成を効率化できるだけでなく、肩や手首の負担も減らせるのは大きな魅力です。何より、自分の頭に浮かんだアイデアをそのまま流れるように文字に起こすという作業は、通常のキーボード入力にはない快感とスピード感があります。
「思いついたことをどんどん記録しておきたい」「手や肩の疲れを軽減したい」「スピードとアイデアの鮮度を重視したい」という方は、ぜひMacの音声入力を積極的に活用してみてください。最初は慣れないかもしれませんが、一度慣れてしまうと文章作成におけるストレスがぐっと減ることでしょう。
設定自体は難しくなく、必要な機能がすべてMacに標準搭載されているため、新しいアプリをインストールしなくてもすぐに使い始められるのもポイントです。さらに、ショートカットを活用することで、より素早くオン・オフを切り替えられるようになり、キーボードと音声入力を状況に応じて使い分けることが可能です。
個人的には、高齢者やITに疎い人ほど、音声入力は使うべきだと思います。圧倒的に入力が早くなりますからね。よし、しばらくは音声入力に関する記事を幾つか書いていこうかな。
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