先日、Web広告の代理店とかが加入しているGooglePartnerのイベントということで、六本木にある会場へと足を運び、Googleが考えるAIと機械学習について、みたいな話を聞いてきました。
会場は煌びやかなホテルの大広間で、めっちゃ美味しいお菓子が出たり、GoogleHomeの抽選イベントなんかも行われており、まあ金がかかっていそうな感じだったんだけど、イベントのスピーカーもほとんどが日本人以外で、僕らは同時通訳のマイクを装着しながら話を聞いてました。
ここ最近のGoogleはSEO面でも広告面でもAI、機械学習を用いて、もっと効率的に質の良い検索体験を!なんて感じなので、ああ、またAIね・・・という印象で、個人的にはもっと広告運用に直結する凄い事例を学ぶ場の方が良かったのに、なんて思ってたりしました。
実際の話の内容は、今後AIがもっと身近になり、これまで莫大な費用をかけてシステムを作っていたものが、素人で少しの資金さえあれば出来てしまうようなそんな世界になる・・・といった話をしてました。
具体的には、農家が野菜の質を判定する画像認識システムをGoogleのオープンソースサービスを使って、僅かの資金で作成した話とかしてました。形の良い野菜と悪い野菜を人の手を使わずに選別してくれるような機械ですね。
話を聞くまで知らなかったんだけど、既にGoogleは、機械学習を誰でも体験できるサービスをリリースしてます。
これは何ができるのかというと、例えば犬の画像をアップすると「これは犬です」みたいなことをGoogleのAIが判定してくれるというものです。
使い道が難しいのですが、例えば先ほどの野菜の例で言うと、画像にラベルを貼り、「質の良い野菜」「質の悪い野菜」みたいな感じで相当数の画像を読み込ませることで、機械学習が働き、何か野菜の画像をアップした際に、それが質が良い、悪いみたいなことを判定するシステムが出来あがるのだそうです。
Googleフォトにもそんな機能があった
で、最近の僕の話になるのですが、ある日Googleフォトで写真をバックアップしていたところ、アプリから通知がきました。何かと思ったら「子どもの成長記録を勝手に動画編集して作っておいたから、もし良かったら見てね!」とのこと。
見ると、僕がこれまで撮った子どもの動画が勝手につなぎ合わされて、いい感じのBGMも添えられて成長記録ムービーが作られていました。
つまり、動画の中身を認識して、僕の子どもだと認識した動画を時系列順に並べてつなぎ合わせたわけですね。これがそれなりによくまとまっていて、妻と「よくできてるねー」なんて言いながら観てました。
これも機械学習の力かと思わず感動してしまいました。
まとめ
中村文則の「教団X」という小説の中に、それぞれが持っているスマホの中に発達したAIが入っていて、人格を持ち、まるで本当の人間のようにナビゲートしてくれるような描写がありましたが、さすがにそこまでいくのは遥か未来の話のようです。
でも、着実に技術は進歩しており、特にAIと機械学習の分野については、今後どういった形で世の中に出てくるのか、楽しみなところですね。まあ、まずはスマートスピーカーなのかなー。
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